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UIO-5108ENB/UIO-5108ENB-E
本説明書は、「UIO-5108ENB」について説明しています。
目次
[1]ご使用の前に
[2]使用方法
[3]コネクタのピン配列
[4]仕様
◆詳細は、カタログをダウンロードしてご覧ください。
このカタログについて
ドキュメント名 | イーサネット I/F 汎用入出力ユニット |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 2.2Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | エムシーアイエンジニアリング株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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UIO-5108ENB
イーサネットI/F 汎用入出力ユニット
UIO-5108ENB
UIO-5108ENB-E
取扱説明書
エムシーアイエンジニアリング株式会社
〒194-0212 東京都 町田市 小山町 789-9
TEL 042-705-8312 FAX 042-794-8317
URL : http://www.mci-eng.co.jp
第2版 2015年01月06日
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UIO-5108ENB
目次
[1]ご使用の前に
[1-1]機能の紹介 2
[1-2]動作の概略 3
[1-3]取り扱い上のご注意 3
[1-4]UIO-5108ENBの形状 4
[2]使用方法
[2-1]入出力ポートの接続 5
[2-2]ディップスイッチの設定 6
[2-3]電源の投入と初期化 7
[2-4]IPアドレスの設定 7
[3]コネクタのピン配列
[3-1]5V電源入力コネクタ 10
[3-2]ポート入出力コネクタ 10
[3-3]イーサネットコネクタ 11
[4]仕様
[4-1]総合仕様 11
[4-2]ポート入出力部仕様 11
[4-3]イーサネット部仕様 11
改版履歴 改版日付 改 版 内 容
第1版 2014年11月14日 初版
第2版 2015年01月06日 付属品(CN3用コネクタ)の型式の誤記を修正
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UIO-5108ENB
[1]ご使用の前に
本説明書は、「UIO-5108ENB」について説明しています。
本書では「UIO-5108ENB」を指す場合、「本機」と記述しています。
なお、「UIO-5108ENB-E」は付属品から取扱説明書、コマンド説明書とサンプルプログラムCDを
除いた構成になっており、本体部分は「UIO-5108ENB」と同じです。
[1-1]機能の紹介
本機の端末側は16本(2つの、8本単位のポート)の入力または出力の信号線で構成されています。
インターフェースにはイーサネット搭載しており、ホストパソコンから入力信号線の状態の読み取り・監視を
行ったり、出力信号線のON/OFF制御を行うことができ、この機能を「サーバーモード」と言います。
また、イーサネットI/Fの設定により、入力信号線の変化を検出したら積極的にデータを発信する
「クライアントモード」も可能です。
本機2台を使用し、「クライアントモード」に設定した1台目の入力信号線の状態を「サーバーモード」に
設定した2台目の出力信号線に伝送することができます。この機能を「対向モード」と言います。
「サーバーモード」のイメージ図
「対向モード」のイメージ図
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UIO-5108ENB
[1-2]動作の概略
本機の信号線16本は、入出力選択DIPSWにより、8本単位で、入力または出力に選択設定することが
できます。(「[2-1]ポートの入出力設定」を参照)
[1-2-1]ホストパソコンからの監視と制御(サーバーモード)
ホストパソコンから出力に選択されている信号線に対して1本/8本/16本単位で、「出力コマンド」を
使用してON/OFFの設定を行うことができます。
また、入力に選択されている信号線にスイッチなどが接続されている場合、ホストパソコンから「入力
コマンド」を使用してスイッチなどのON/OFF状態を知ることができます。
[1-2-2]対向による信号の伝送(対向モード)
対向モードの方法には下記のように二つの基本パターンがあります。
(1):本機2台をLAN(イーサネット)に接続し、互いのIPアドレスを相互に設定することで相互の
信号線の状態(ON/OFF)を通知しあうことができます。
UIO-5108ENB(A) UIO-5108ENB(B)
サーバー機能 :ON サーバー機能 :ON
クライアント機能:ON クライアント機能:ON
(2):本機2台をLAN(イーサネット)に接続し、一方のIPアドレスを他方に設定することで他方の
信号線の状態(ON/OFF)を通知することができます。
UIO-5108ENB(A) UIO-5108ENB(B)
サーバー機能 :ON サーバー機能 :OFF
クライアント機能:OFF クライアント機能:ON
[1-3]取り扱い上のご注意
(a) 本機(UIO-5108ENB)は、DC5V±5%電源で使用して下さい。
(b) 高温多湿の場所では、使わないで下さい。
(c) 保証期間は納入日から1年です。ただし当社に責のない修理は有償になります。
なお、この保証期間は、日本国内のみ有効であり、製品が国外に搬出された場合は、自動的に
保証期間が無効となります。
(d) 上記保証期間中に納入者側の責により故障を生じた場合は、その機器の故障部分の交換、または、
修理を納入者側の責任において行います。
ただし、次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外させて頂きます。
①需要者側の不適当な取扱い、ならびに使用による場合。
②故障の原因が納入品以外の事由による場合。
③納入者以外の改造、または修理による場合。
④その他、天災、災害などで、納入者側の責にあらざる場合。
なお、ここでいう保証は、納入品単体の保証を意味するもので、
納入品の故障により誘発される損害はご容赦頂きます。
(e) 修理・保守について
修理の必要が生じた場合、当社まで輸送して下さい。出張修理はご容赦頂きます。
また、適格、迅速な修理なため、故障状況、原因と思われる点などをメモでお知らせ下さい。
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UIO-5108ENB
[1-4]UIO-5108ENBの形状
2-M3
102
30 17 20.3 23.4
2-C1 94
102
1.2
1.6
4
20
38.5
- 4 -
60
19.8
25
10 5.7
7.5
15.5
10
5 2.5
4
14.5 1.2
25
18.5
19.7
1.2
14.5
60
LAN
M A C :
M O D E / F U N C T I O N
ON
OFF
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UIO-5108ENB
[2]使用方法
[2-1]入出力ポートの接続
本機の2つの入出力ポートの入力/出力はDIPSWの入出力選択SW5、SW6によって決定されます。
入力に選択されたポートの論理は負論理です。
出力に選択されたポートの論理は正論理です。
入出力ポートは全て本機の内部で100KΩで+5Vにプルアップされています。
入力に選択設定されたポートは負論理で、なにも接続されていない場合、ゼロと認識します。
出力に選択設定されたポートの初期状態は正論理でゼロ(「Low」レベル)を出力します。
[2-1-1]入力ポートの接続例
右図に単純なスイッチを接続する例を示します。
機械的なスイッチはON動作・OFF動作の際に
接点部がチャタリングを起こすことがあります。
図中の「チャタリング除去回路」は接点部の
チャタリングによる雑音を取り去るための回路です。
チャタリングを完全に取り去った上に波形の整形まで
行うには面倒な回路が必要になりますので簡単な
回路(抵抗とコンデンサ程度)で大まかに除去し、
複数回の入力ポート読みとりで確実な入力値を
判断することが良いと思われます。
[2-1-2]出力ポートの接続例
右図に単純なスイッチを接続する例を示します。
出力ポートの電流は最大24mAを取り出す事が
できますが電圧は5Vですのでその程度で動作する
リレーはなかなか有りません。
通常、トランジスタを使ってリレーを駆動します。
リレーと並列にダイオードを接続してリレーの
コイルから発生する雑音を抑えます。
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UIO-5108ENB
[2-2]ディップスイッチの設定
本機のリアパネル面から覗いているディップスイッチを使って下記のような機能の設定が行えます。
ON
1 2 3 4 5 6 7 8 OFF
デリミタの設定
SW7とSW8の組み合わせで下表のようなデリミタが選択できる。
SW7 SW8 デリミタ選択
OFF OFF CR 0D
OFF ON CR+LF 0D + 0A
ON OFF EOT 04
ON ON LF 0A
ポート1(Port1)の入出力の設定
ポート0(Port0)の入出力の設定
SW5 SW6 入出力の設定
OFF ポート1(Port1)を出力に設定
ON ポート1(Port1)を入力に設定
OFF ポート0(Port0)を出力に設定
ON ポート0(Port0)を入力に設定
伝送タイミング(時間間隔)の選択
SW2~3の組み合わせで下表のように伝送間隔と機能を選択します。
SW2 SW3 伝送間隔 サーバー/クライアント
OFF OFF 伝送しない サーバー機能:許可
ON OFF 5Sec
OFF ON 10Sec クライアント機能:許可
ON ON 15Sec
伝送タイミングは表中の時間間隔の他、「入力ポートの変化時」も
含まれます。
クライアント機能がONとなると伝送タイミング時に入力ポートの
状態を他機(IPアドレスで指定)の同名ポートへ伝送します。
サーバーモードの設定
SW1 機能の設定
OFF サーバー機能を禁止する
ON サーバー機能を許可する([1-2-1]を参照)
サーバー機能とクライアント機能を同時に許可した場合、UIO-5108ENB(A)が入力ポートの状態を
対向しているUIO-5108ENB(B)に伝送する合間にパソコンなどからどちらのUIO-5108EN
Bにもアクセスすることができます。
注意点:UIO-5108ENB相互は一旦接続すると約1秒間は接続が継続しますのでこの間にパソコンなど
からのアクセスは拒否されます。
パソコンなどからの接続に失敗した場合は、約1秒後に再度アクセス(接続)するようにして下さい。
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UIO-5108ENB
[2-3]電源の投入と初期化
[2-3-1]電源の投入前の確認
本基板上の電源入力コネクタ(CN5)に+5V±5%/0.5A以上の直流電源が接続されていることを
ご確認ください。
[2-3-2]電源の投入後の初期化
本機は電源を投入すると下記の状態に初期化されます。
1:本機の入出力ポートは入出力選択設定SWの状態に従って入力/出力に設定されます。
2:出力ポートは「Low」レベルを出力します。
[2-4]IPアドレスの設定
本機の出荷時のIPアドレスはネットワーク
環境による「自動取得」になっていますが、 「自動取得」の方法
電源投入の度に自動取得機能が働くことにより 電源投入後、本機はIPアドレスを付与するサー
前回の電源投入時と違ったIPアドレスが設定 バー(DHCPサーバーなど)を探してIPアドレ
される可能性があります。システムの構成に スを取得・設定します。
よっては端末機が電源再投入により前回と違う サーバーから付与されなかったりサーバーが存在
IPアドレスに変わってしまうと不都合な場合 しなかった場合は、本機自身で「169.254.xxx.xx
があります。 x」の範囲内でIPアドレスを設定します。
そのような場合はイーサネット上における本機
固有のIPアドレスを設定する必要があり、
その方法の一つを以下に記します。
付属のCDにIPアドレスを設定するためのユーティリティソフトが収納されていますので
それをご利用頂けます。(フォルダ名:DeviceInstaller)
本ツールは「Setup.exe」をクリックすることでインストールが始まりますが、マイクロソフト社の
.NET framework が必要なため「.NET framework が必要」な旨のメッセージが表示され、インストールが
中断する場合があります。その際は、 .NET framework をインストール終了後に、再度「Setup.exe」を
クリックしてインストールを再開して下さい。
インストール後、本ツール「デバイスインストーラ」を起動するとネットワークに接続されている、この
メーカのイーサネットデバイスの一覧が表示されます。
表示内容の「ハードウェアアドレス」に本機背面に記載のMACアドレスが存在すれば、それが本機に
内蔵されているイーサネットデバイスです。(下記の画面例をご参照下さい)
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UIO-5108ENB
[2-4-1]本機のIPアドレスの設定
本機に内蔵のイーサネットデバイスが認識できましたら下記画面のようにそのデバイスをアクティブにし、
[IP割当]ボタンをクリックして下さい。
クリックするとIPアドレスの設定画面(子画面)が開きますので案内に従って本機に割り当てるIPアド
レスの設定を行って下さい。
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UIO-5108ENB
[2-4-3]他機の情報(IPアドレスとポート番号)の設定(対向モードの場合に必要)
UIO-5108ENBを「対向モード」で使用する場合は、伝送相手機の情報を本機に設定する必要があり
ます。
ツール「デバイスインストーラ」で確認した本機のIPアドレスにインターネットエクスプローラを使って
接続します。エクスプローラのURLアドレス入力欄に「http://192.168.1.100」など本機のIPアドレスを
入力します。接続するとユーザー名とパスワードを求められますが空欄のままエンターを入力しトップ画面を
開き、左のメニューから「Connection」を選択します。
設定する所:Endpoint Configuration 部分の
Remote Port 欄に相手UIO-5108ENBの Local Port と同じ番号を入力します。
Remote Host 欄に相手UIO-5108ENBのIPアドレスを入力します。
入力が完了したら画面下の[OK]ボタンをクリックします。
「Done」が表示されたら左のメニューから「Apply Settings」を選択しデバイスへの書き込みを開始します。
書き込みが完了するとトップ画面に戻ります。戻ったらエクスプローラを閉じて(終了して)下さい。
終了しないで「Connection」画面を選択しても入力した数値が反映されません。必ず一旦終了してから
再度、URLアドレス入力から開始して確認して下さい。
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UIO-5108ENB
[3]コネクタのピン配列
[3-1]5V電源接続コネクタ
------ 0V(GND)
------ +5V(±5%)0.5A以上
CN5
*使用コネクタ S3B-XH-A (日本圧着端子 製)
*適合コネクタ XHP-3 (日本圧着端子 製)線の太さに応じた専用圧着端子が必要です。
注 意
☆ コネクタの脱着は、電源を断にしてから行って下さい。
誤動作の原因となることがあります。
[3-2]ポート入出力コネクタ
信号名 入出力 ピン番号 入出力 信号名
Port0 - Bit0 入出力 1 2 入出力 Port0 - Bit1
Port0 - Bit2 入出力 3 4 入出力 Port0 - Bit3
Port0 - Bit4 入出力 5 6 入出力 Port0 - Bit5
Port0 - Bit6 入出力 7 8 入出力 Port0 - Bit7
+5V Out 9 10 GND
Port1 - Bit0 入出力 11 12 入出力 Port1 - Bit1
Port1 - Bit2 入出力 13 14 入出力 Port1 - Bit3
Port1 - Bit4 入出力 15 16 入出力 Port1 - Bit5
Port1 - Bit6 入出力 17 18 入出力 Port1 - Bit7
+5V Out 19 20 GND
CN3
*使用コネクタ HIF3BA-20PA-2.54DS(ヒロセ電機 製)
*適合コネクタ その1 HIF3BA-20D-2.54R (ヒロセ電機 製)フラットケーブル用
その2 HIF3BA-20D-2.54C (ヒロセ電機 製)バラ線用
(線の太さに応じた専用圧着端子が必要です)
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UIO-5108ENB
[3-3]イーサネットコネクタ
信号名称 ピン番号 機 能 入力/出力
TX + 1 送信データ+ 出力
TX - 2 送信データ- 出力
RX + 3 受信データ+ 入力
RX - 6 受信データ- 入力
未使用 4
未使用 5
未使用 7
未使用 8
シールド Chassis Ground *1
*1:RJ45のシールドは基板上のJP1、JP2をクローズするとSG、FGに接続できます。
出荷時はJP1(SG:シグナルグランド)、JP2(FG:フレームグランド)共にクローズして
あります。
[4]仕様
[4-1]総合仕様
電源電圧 DC5V±5%
使用電源
消費電流 0.5A以下
入出力ポート 下記の「[4-2]ポート入出力部仕様」を参照
使用環境 0℃~45℃(結露しないこと)
外形寸法 102W×60L×20H(mm)(突出部を含まず)
取扱説明書、コマンド説明書 各1冊 *1
サンプルプログラムを収納したCD 1部 *1
付属品
5V電源接続コネクタ CN5用 XHP-3(日本圧着端子製)1ヶ、ピン3ヶ 1組
入出力ポート接続コネクタ CN3用 HIF3BA-20D-2.54R(ヒロセ電機 製) 1個
*1:UIO-5108ENB-Eの場合は付属しません。
[4-2]ポート入出力部仕様(使用デバイス:SN74LVC4245A(TI社)、または相当品)
ポート パラメータ 最小 最大 条件
入力設定の Low 0.8v
入力電圧レベル
Port0 ~ 1 High 2.0v
入力リーク電流 -60uA 60uA プルアップ抵抗電流を含む
出力設定の Low 0.55v IOL=24mA
出力電圧レベル
Port 0 ~ 1 High 3.7v IOH=-24mA
[4-3]イーサネット部仕様
インターフェース RJ45、10BASE-T/100BASE-TX(自動認識)
準拠規格 IEEE802.3
使用プロトコル TCP/IP
使用ポート番号 10001
使用デバイス XPort-05R(LANTRONIX社製)
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