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ハックウルトラの工場排水向けオンラインTOC計は お客様の問題解決と作業効率アップを約束します。
排水オンラインTOC計のユーザーが現場で抱えている問題
・サンプルチューブや希釈装置がすぐ詰まる!
・ポンプが故障する!
・校正頻度が多い!
メンテナンスコスト負担が大きい!
事例
・ 専属作業員確保
・ メンテナンス専用部品在庫
・ 自営復旧が出来ず、頻繁にメーカー派遣要請
湿式二段階酸化方式採用のTOC計は 今までの問題を全て解決します!
・希釈なしで塩分濃度30% カルシウム濃度12%まで測定可能
・セルフクリーニング機能
・内径3.2mmの大口径チューブ採用により2mmまでの粒径まで対応
・メンテナンスは6ヵ月毎
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | オンラインTOC(全有機炭素)計 |バイオテクターシリーズ <ハックジャパン> |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1.1Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社ハックジャパン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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オンライン全有機炭素(TOC)計
BioTector(バイオテクター)シリーズ
1995 年アイルランド発祥の BioTector は、独自に開発した強力な酸化力を持つ「湿式二段階酸化方式」
を用いたオンライン TOC 計です。困難といわれる塩化物やカルシウムを含んだ排水、高 SS の TOC の測定
においても「詰まり、故障、メンテナンス・校正が頻繁」などの課題を解決し、確かな測定を実現すると
ともに労務コストを削減します。また、一般的な燃焼式に比べてエネルギーコストが 1/5 以下のため、
SDGs の実現にも寄与します。
BioTectorの特徴
独自技術・湿式二段階酸化方式のオンラインTOC計
半年ごとの簡単メンテナンスで、長期間の連続モニタリング・安定稼働
測定精度は±3%(読み値)
自動レンジ切替機能や多流路測定が可能
多彩なオプションをご用意(最大6流路、TN/TP対応、前処理装置 他)
標準液による校正は年に2回
ドリフト率 5%/年
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■ 用途に合わせて選択可能な機種、多彩なオプション
B7000 TOC 全有機炭素
B3500ul
COD 化学的酸素要求量
(TOCと相関)
BOD 生物化学的酸素要求量
(TOCと相関)
B7000i
B7000i Dairy
TC・TIC 全炭素、全無機炭素
VOC 揮発性有機化合物
TN 全窒素(B7000)
B3500e
TP 全リン(B7000)
B3500c
● 希釈なしで塩分濃度30%、カルシウム濃度12%まで測定可能(注:P.3参照)
● セルフクリーニング機能
● 内径3.2mmの大口径チューブ採用により
粒径2mmまで対応
● メンテナンスは6ヵ月毎
● 年間稼働率99%*以上
● エネルギーコストが燃焼式の1/5**で、 一般的な
サンプルチューブ
カーボンニュートラルにも貢献 バイオテクターの
サンプルチューブ
(直径3.2mm)
*MCERT(英国環境庁の環境許可証保有者向けモニタリング認証スキーム)による **当社調べ
対象機種などの詳細は、本パンフレットをご確認ください。
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■ BioTector ラインナップ お客様の用途に合わせて選択可能
BioTector TOC計
モデル B3500ul B3500c B3500e B7000 B7000i B7000i Dairy
外観
TN・TP測定可
▶P.10・11 ▶P.10・11 ▶P.10・11 ▶P.8・9 ▶P.6・9 ▶P.7・9
測定
用途 冷却水、RO水など 回収水、放流水など 産業用排水など 産業用排水など 産業用排水など 乳製品用
測定レンジ 0 ~ 5ppm 0 ~ 100ppm 0 ~ 250ppm 0 ~ 20,000ppm 0 ~ 20,000ppm 0 ~ 20,000ppm
最大流路数 1 2 1 6 6 6
サンプル条件
水質 柔らかい 柔らかい 柔らかい 柔らかい 柔らかい 柔らかい
100μmまでの粒子 100μmまでの粒子 100μmまでの粒子 2mmまでの粒子 2mmまでの粒子 2mmまでの粒子
塩分30%、Ca12% 塩分30%、Ca12% 塩分30%、Ca12%
温度 2 ~ 60 ℃
本体
外形寸法(mm)W 500 × H 1000 × D 320 W 500 × H 750 × D 320 W 500 × H 750 × D 320 W 750 × H 1,250 × D 320
重量 50 kg 46 kg 46 kg 90 kg (オプションにより最大120 kg)
電源電圧 100 ~ 115 V または 200 ~ 230 V 50/60 Hz
メンテナンス
点検・校正 6ヶ月
試薬交換※ 約4ヶ月毎 約6ヶ月毎 約1ヶ月毎 約3週間毎 約3週間毎 約3週間毎
※:測定周期やTOC濃度により異なる
■ 導入実績のある業界(アプリケーション)
・石油化学(高塩分・揮発性有機物) ・製紙(繊維状物質、固形物)
・石油精製(高油分・カルシウム・塩分) ・医薬品
・機械・金属(高濁度) ・空港(防除雪氷液中の薬品・固形物・塩分)
・食品・乳製品(高たんぱく・糖分・油分) and more.
■ サポート
専門知識を有する技術スタッフがお客様のリクエストに応じたサポートとソリューションをお届けします。
オンサイト 試運転 試薬(SDS) 各種情報 環境 コンサルティング
トレーニング
• サンプルの調査票をご記入いただきます。(お見積り条件)
• 導入前に依頼サンプル測定実施可能です。(結果レポートをご提出いたします。)
• デモ機にて現地測定が可能です。(有償)
• 校正液(成績書付)にて校正作業を行えます。
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■ 独自技術 湿式二段階酸化方式を採用
例:B7000i
オゾン発生器 酸素濃縮器 計装ドライエアー
排気
CO2 検出器 オ
(NDIR) ゾ
ン
分
解
筒
クーラー
酸試薬
リアクター 酸試薬ポンプ
アルカリ試薬
アルカリ試薬ポンプ
サンプルポンプ 測定サンプル
(オプション流路)
バイパス排水
廃液ポット 排水
①サンプル注入
・サンプルポンプが起動、サンプルを吸引し、リアクターに送る。
②TIC除去
・酸試薬ポンプが起動、リアクターへ試薬注入。
pH1以下にし、サンプル中の炭酸塩、重炭酸塩等の無機性炭素含有化合物を酸と反応させ、炭酸ガスとして放出。
・放出された炭酸ガスをクーラーで除湿、CO₂検出器(NDIR)に送り、TIC値を算出。
CO₃²-(aq)+ H+ → CO₂(g)+ H₂O(aq)
③TOC測定 第一段階
・アルカリ試薬ポンプを起動、リアクターへ試薬を注入するとともにオゾンを注入。
この段階でpH13以上に上昇させる。
・オゾンと水酸基が反応し、ヒドロキシラジカル(•OH)を生成。
・炭素(C)、窒素(N)、リン(P)、他の有機物がヒドロキシラジカルにより酸化、炭酸イオン、シュウ酸イオンへと分解。
CxHy(aq) + •OH → CO₃²-(aq)+ H₂O(aq)
CxHy(aq) + •OH → C₂O₄²-(aq)+ H₂O(aq)
④TOC測定 第二段階
・再び酸試薬ポンプを起動させ、リアクターへ試薬を注入。
pH2以下に下げることで、酸と炭酸イオンを反応させ、炭酸ガスを生成し放出。
CO₃²-(aq)+ H+ → CO₂(g)+ H₂O(aq)
C₂O₄²-(aq)+(Mn7+) → CO₂(g)+ H₂O(aq)
⑤洗浄工程
・測定後、リアクターに残った酸廃液は廃液ポットに
送られる。
これをサンプリングラインに戻すことで、チューブ
内部の残渣はすべて洗い流される。
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■ BioTector(バイオテクター)が選ばれる理由
【測定方式の比較】 BioTector
湿式二段階酸化方式 燃焼式 湿式+UV酸化方式
カルシウムや塩の影響 塩化物(最大30%) 燃焼炉に結晶が蓄積し、 測定値に影響を与えるため
カルシウム(最大12%) 頻繁な除去作業や故障の 一定レベルまで希釈が必要
まで対応可能 原因となる
サンプルラインでの セルフクリーニング機能で サンプルチューブが詰まり、頻繁な洗浄やチューブの
バクテリアや藻の発生 測定時に毎回洗浄が行われる 交換が必要
サンプル経路の洗浄 内径3.2mmのサンプルチューブと 細いサンプルチューブ(例:0.2~0.5 mm)を使用し
セルフクリーニング機能により 微量注入器やマイクロ・スライダーバルブの保護のため
通常は分解清掃が不要 フィルターの設置と定期的な洗浄が必要
油脂やグリス 粘度の高い油脂類が混入しても 定期的に測定を停止し、分解洗浄とメンテナンスが必要
セルフクリーニングで除去
測定値のドリフト 5%以下/年 燃焼炉への結晶の蓄積や、 不完全酸化物の付着や
通常の校正周期は6ヶ月間 IRベンチの汚れにより UV光源劣化等により
2~3日毎の校正が必要 2~3日毎の校正が必要
自動セルフクリーニング サンプル流路とリアクターを 分解内部洗浄を行う際には、その度に1時間程度は
機能 測定毎に自動洗浄 測定を停止しなければならない
エネルギー コスト 300 W 1600 W ー
■ ランニングコストに効果
【湿式二段階酸化方式のTOC計 BioTectorへ移行をされるお客様の課題】
定期メンテナンス費用の他に追加部品や洗浄等に労務費がかかるので、トータルランニングコストを再検討したい。
オンライン TOC計で可能なはずの「常時モニタリング」が、装置の停止・整備により実現できていない。
排水処理薬品注入コントロールができていない。
オンラインTOC計の運用・点検にかかる年間ランニングコスト比較*
(千円)
4000 定期整備・部品交換費 試薬
追加部品費 追加労務費
3000
*注
2000 ・本グラフは過去納入実績のある複数のお客様へのヒアリングに基づく算出
によるものです。
1000 ・導入後、経年でコストは変動する場合があります。
・仕様により付属品等が別途必要です。
0 ・使用条件や経年により交換パーツが変わるなど、年間ランニングコストは
燃焼式 BioTector 一定とは限りません。
【測定方式の比較】 TOC BOD COD TOC は排水の有機物による汚濁を判定する
指標の一つで、BOD、COD と比較して、短
分析にかかる時間 7 分 5 日 * 2 時間 時間で測定できる利点があります。そのため、
費用対効果が高く、正確でタイムリーな排水
精 度 ± 3% ± 20% ± 5% 測定であり、リアルタイムでのモニタリング
*BOD5 の場合 が可能とされています。
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■ プロセス水・排水向け B7000i 防爆対応あり
※スペック:P.9参照
困難なアプリケーションでも 正確な結果を得ることができるオンラインTOC計
・強力な酸化剤であるヒドロキシラジカル(•OH)と、マンガンを触媒として使用する湿式二段階方式により有機物
を完全に酸化
・独自のセルフクリーニング機能で、高濃度サンプルでも目詰まりなし
・粒径 2 mm までの繊維状物質を含む固形物や脂肪、油分、塩分が入ったサンプルを、希釈なしで測定可能
・99 %以上の稼働率を保持し、定期メンテナンスは半年に1回でドリフト率は年に5%以下
・湿式処理で高濃度塩水(最高30 %)や高カルシウム(最高12 %)に対応
・6流路まで対応
■ B7000iの内部構造 ■ 防爆対応(オプション)
メイン基板、電源・
入出力基板収納BOX
オゾン分解筒
廃液ポット
オゾン発生器
NDIR
酸素濃縮器 ATEX: Ex II 3G Ex pz T4
ETL: Z-Purge Class 1 Div 2 Groups A-D T4
サンプルポンプ ※ATEX Zone 2認証は、以下の装置ではご利用いただけません。
リアクター
試薬ポンプ B3500e、およびアクセサリーのバイオテクターコンプレッサー、
ベンチュリーサンプラー、バキュームサンプラー
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■ 乳製品工場向け B7000i Dairy[デイリー]
※スペック:P.9参照
乳製品工場が数多く立地しているヨーロッパで培われた経験をこのTOC計にすべて装備
乳製品工場等の「たんぱく質」成分の多いサンプルを対象とした測定では、酸性の逆洗
浄液を用いるとたんぱく質が凝固して逆に目詰まりを誘発してしまう可能性があります。
高たんぱくのサンプルを対象としたB7000i Dairyは、BioTectorの優れた逆洗浄機能と
両立を図るため、洗浄液にアルカリ試薬を利用します。
通常50回の測定毎に数mLのアルカリ試薬で逆洗浄を実施しますので、試薬の消費量も
ほとんど増えません。
また、酸化反応リアクターへのサンプルの注入は(標準モデルの酸試薬による押し込み たんぱく質が凝固し、
に対し)アルカリ試薬を使用し、内部閉塞の可能性を排除します。 チューブが詰まった様子
■ 乳製品加工工場での設置例
工場排水のTOC測定と製品ロス削減を同時にTOC計にて実施できます。
タンカー洗浄水
ホエイ
工場 工場排水
ミルク取入口
チーズ 化学処理システム
工場 工場排水 pHバランシング&除去
バター TOC TN TP
工場 工場排水
製粉 嫌気性消化装置 地元河川への
工場 工場排水 二次処理 三次処理 最終排水
バランス/
スプレー TOC TN バタータンク
ドライヤー
洗浄用の中水として使用されるか、処理せずにそのまま排出される可能性がある
製品ロス削減のための分析装置(B7000i Dairy) 排水処理と環境制御のための分析装置(B7000)
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■ 高濃度用 オンラインTOC/TN/TP計 B7000 防爆対応あり
※P.6参照
※スペック:P.9参照
7000iと同等機能、TN/TPを希釈なし・高濃度でも、短時間でTOCと同時測定が可能
TN(全窒素)の測定:TOC分析過程において、同時に窒素化合物は硝酸塩に分解。
TOC測定が終わったサンプルは測定セルへ送られ、硝酸塩に合わせた217nmの波長の吸光
光度法により測定。吸光光度計のフラッシュ光源が点灯し、硝酸イオンからTN値を測定。
TP(全リン)の測定: TOC分析過程において、低級リン酸化合物はリン酸塩に分解。測定後のサンプルはTPボイ
ラーへ送られ、100℃で約6分間加熱、残りのポリ・リン酸化合物も加熱・加水分解。
TP試薬を添加し、サンプルは更に45℃で加熱され測定セルへ。リン酸塩に合わせた405nm
の波長の吸光光度法により測定。吸光光度計のフラッシュ光源が点灯し、オルト・リン酸
イオン(PO₄3-)からTP値を測定。
測定項目 TOC(VOC, COD, BOD) TN TP
測定原理 分解酸化 湿式二段階酸化方式 湿式二段階酸化方式 湿式二段階酸化方式
方式 〔ヒドロキシラジカル〕 〔ヒドロキシラジカル〕 + 加熱・加水分解
検出方式 NDIR法 吸光光度法(217 nm 紫外光) 吸光光度法(405 nm 紫外光)
測定レンジ 最少レンジ※1 0 ~ 50 mg/L セル長 0~19 mg/L セル長 2~55 mg/L セル長 0~11 mg/L セル長 1~18 mg/L
最大レンジ※1 0 ~ 20,000 mg/L 2mm 0~5,000 mg/L 0.5mm 160~15,000 mg/L 10mm 0~3,000 mg/L 5mm 60~5,000 mg/L
レンジ設定 自動 または 手動選択
再現性 読み値の±3 % または 測定レンジに応じた代表値のどちらか大きい方
ドリフト 5 %以下/年
測定時間 TOC < 7分 TOC < 7 分、TN < 2 分 TOC <10 分、TN/TP < 8 分
測定流路数※2 最大6流路(オプション) 最大3流路(オプション)
測定サンプル量 最大 10 mL / 1 測定(濃度レンジにより自動調整)
サンプル温度 +2 ~ 60 ℃
試薬 酸試薬:J7020(20L) TN洗浄試薬:J6500-5(5L) TP試薬:J6700-5(5L)
TN洗浄試薬:J6500-20(20L) TP試薬:J6700-20(20L)
アルカリ試薬:J7021(20L) RO水:J6600-5(5L) 塩酸試薬:J6800-5(5L)
RO水:J6600-20(20L) 塩酸試薬:J6800-20(20L)
※1:詳細レンジはお打ち合わせにて決定いたします。検出器の選択により条件が異なります。詳細はお問合せください。
※2:オンライン6流路+グラブサンプル流路 ※TOC測定はB7000iと同等の測定となります。
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■ B7000i/B7000i Dairy/B7000 スペックシート
B7000i B7000i Dairy B7000
ディスプレイ バックライト付LCD 表示言語:英語
収納材質 ガラス繊維強化ポリエステル
保護等級 IP44
外形寸法 W 750 × H 1,250 × D 320(mm) *Hはオプションにより最大1,750 mm
重量 90 kg *オプションにより最大120 kg
電源電圧 100 ~ 115 V または 200 ~ 230 V 50/60 Hz
消費電力 300 W
周囲温度 + 5 ~ 40 ℃
周囲湿度 + 5 ~ 85 %
騒音 < 60 dB
アナログ出力 4 ~ 20 mA × 2 負荷抵抗 500 Ω *オプションにより最大6※
デジタル出力 警報出力 × 2(任意設定可)、Fault × 1(固定)、負荷抵抗 1 A 30 V DC *オプションにより最大7
シリアル出力 RS232 × 1
データ保存 SDカードスロットル × 1、測定データ 9999件、故障データ 99件
配管接続 サンプル入・出口 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
バイパス 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
排気口 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
グラブサンプル入口 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
酸・アルカリ試薬入口 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
測定項目 標準仕様 TIC+TOC *CODまたはBOD表示(相関値入力による)
オプション仕様① TCモード オプション仕様② VOCモード
酸化方式 湿式二段階酸化(特許取得済みヒドロキシラジカル+マンガン触媒)
検出方式 NDIR
測定流路数 最大6(1、2、4、6)流路 +グラブサンプル流路付
測定レンジ 標準モデル R1 100 ppm(±0.30 ppm) R2 1,000 ppm(±1.5 ppm) R3 10,000 ppm(±30 ppm)
高濃度モデル R1 250 ppm(±0.45 ppm) R2 2,000 ppm(6.0 ppm) R3 20,000 ppm(±30 ppm)
再現性 表示値の±3 % または 上記測定レンジ()値のどちらか大きい方
レンジ設定 自動 または 手動選択
測定時間 6.5 分 ~ *濃度などによる
測定サンプル量 8 mL / 1測定
サンプル水 サンプル容器(オプション)まで供給 *TOC計4m範囲
サンプル温度 +2 ~ 60 ℃
サンプル粒子径、処理不要濃度 2 mmまでの柔らかい粒子、塩濃度30 %、カルシウム濃度12 %
付帯設備 7000i オイルフリー圧縮空気(要除塵、要除湿、接続部3/8インチ)
露点温度 -20 ℃、空気圧力 1.5 bar/G、必要流量 8.4 m³/h、消費量 5.4 m³/h
7000 圧縮酸素(要除塵、要除湿、純度99.5 %以上、接続部3/8インチ)、空気圧力 1 barG(ボンベ)、
1.25 barG(計装)、消費量 22 L/h *オプションにて別途酸素濃縮器
標準機能 自動洗浄機能(測定後酸廃液によるサンプルライン逆洗浄方法)
ゼロチェック機能
グラブサンプル機能
試薬 酸 J7020-A 1.8 N 硫酸溶液(触媒として80 mg/Lの硫酸マンガンを含む)、20 Lタンク
アルカリ J7021 1.2 N 水酸化ナトリウム溶液、20 Lタンク
※:オプションによる最大の6流路より、35点までの出力の振り分けが可能です。詳細はお問合せください。
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■ B3500シリーズ 防爆対応あり
B3500ul B3500c B3500e
※スペック:P.11参照
独自技術「湿式二段階酸化方式」をコンパクトな筐体に凝縮し、低価格を実現
・B7000と同様の湿式二段階酸化方式を継承 ・簡単メンテナンス&校正(6か月ごと)
・低濃度サンプルに特化することで小型化/低価格を実現 ・リモート制御リレー入力標準装備
・試薬消費量が少なく、パーツは簡素化(ランニングコスト低減)
・オンライン2流路まで拡張可能(B3500c)
B3500ul (低濃度モデル:0~ 5ppm)
・超純水用途でppbレベルの信頼性の高い高精度なTOC分析
B3500c (標準モデル:0~ 25ppm、オプション:0~ 100ppm)
・凝縮水アプリケーションのTOC分析における最高の稼働率と信頼性
B3500e (高濃度モデル:0~ 250ppm、オプション:0~ 1,000ppm)
・水質規制におけるTOC要件を満たすために、最終的な廃水および排水のモニタリングに最適な装置
・セルフクリーニング機能で高濃度にも対応
■ B3500cの内部構造 ■ 防爆対応(オプション)
NDIR
電源 および 測定器
外部信号出力
酸およびアルカリ
試薬ポンプ
オゾン
発生器 密閉された
電子基板部
サンプル・ポンプ
SDカード ATEX: Ex II 3G Ex pz T4
酸化リアクター スロット ETL: Z-Purge Class 1 Div 2 Groups A-D T4
オゾン ※ATEX Zone 2認証は、以下の装置ではご利用いただけません。
分解筒 B3500e、およびアクセサリーのバイオテクターコンプレッサー、
ベンチュリーサンプラー、バキュームサンプラー
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■ B3500シリーズ スペックシート
B3500ul B3500c B3500e
ディスプレイ バックライト付LCD 表示言語:英語
収納材質 ガラス繊維強化ポリエステル
保護等級 IP44
外形寸法 W 500 × H 1000 × D 320(mm) W 500 × H 750 × D 320(mm) W 500 × H 750 × D 320(mm)
重量 50 kg 46 kg 46 kg
電源電圧 100 ~ 115 V または 200 ~ 230 V 50/60 Hz
消費電力 100 W
周囲温度 + 5 ~ 45 ℃
周囲湿度 + 5 ~ 85 %
騒音 < 60 dB
アナログ出力 4 ~ 20 mA × 最大4(TOC 4流路、他任意設定可) 負荷抵抗:500 Ω
デジタル出力 c接点 × 2 、 a または b接点 × 最大4(任意設定可) 負荷抵抗:1 A 30 V DC
データ保存 SDカードスロットル × 1、 測定データ 9999件、故障データ 99件
配管接続 サンプル入・出口 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
バイパス 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
排気口 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
グラブサンプル入口 外径1/4" PFA継手 *チューブ継手含む
酸・アルカリ試薬入口 外径1/8" PFA継手 *チューブ継手含む
計装エアー入口 外径3/8" PFA継手 *チューブ継手含む
測定項目 標準仕様 TIC + TOC
*COD または BOD表示(相関値入力による)
オプション仕様① TCモード
測定原理 湿式二段階酸化(特許取得済みヒドロキシラジカル + マンガン触媒)
検出方式 NDIR
最大流路数 2(B3500eのみ1)、+オフライン流路付
測定レンジ レンジ1 0~5 ppm(±0.01 ppm) 0~25 ppm(±0.03 ppm) 0~250 ppm(±0.45 ppm)
レンジ2※ ー 0~100 ppm(±0.5 ppm) 0~1000 ppm(±2 ppm)
再現性 レンジ1 表示値の±2%または±6μg/L C、 表示値の±3%または±0.03 mg/L、 表示値の±3%または±0.45mg/L、
どちらか大きい方 どちらか大きい方 どちらか大きい方
レンジ2※ ー 表示値の±5%または±0.5 mg/L、 表示値の±4%または±2mg/L、
どちらか大きい方 どちらか大きい方
定量下限/検出限界 80 ppb LOQ(定量下限) 0.06 ppm LOD(検出限界、レンジ1のとき) 0.9 ppm LOD(検出限界、レンジ1のとき)
レンジ設定 自動 または 手動選択
測定時間 5 分 ~ *濃度などによる 5.5 分 ~ *濃度などによる 7.5 分 ~ *濃度などによる
測定サンプル量 12 mL 12 mL / 1測定 3.0 mL / 1測定
サンプル水 サンプル容器(オプション)まで供給 *TOC計4m範囲
サンプル温度 +2 ~ 60 ℃
サンプル粒子径 100 μmまでの柔らかい粒子
付帯設備 オイルフリー圧縮空気(要除塵、要除湿、接続部3/8インチ)、
露点温度-20 ℃、空気圧力 1.5 bar/G、最少流量 8.4 m³/h、平均消費量 5.4 m³/h
標準機能 ゼロチェック機能 ゼロチェック機能 ゼロチェック機能
グラブサンプル機能 グラブサンプル機能 グラブサンプル機能
自動洗浄機能(測定後酸廃液に
よるサンプルライン逆洗浄方法)
※オプション
試薬
B3500ul 酸 25255061 1.8 N 硫酸(H₂SO₄)溶液(MnSO₄・H₂Oを80 mg/Lを含む)、20 Lタンク
試薬 アルカリ 2985562 1.2 N 水酸化ナトリウム溶液、20 Lタンク
B3500c 酸 2038162 6.0 N 硫酸(H₂SO₄)溶液(MnSO₄・H₂Oを350 mg/Lを含む)、20 Lタンク
試薬 アルカリ 2038062 1.2 N 水酸化ナトリウム溶液、20 Lタンク
B3500e 酸 J7020-A 1.8 N 硫酸溶液(触媒として80 mg/Lの硫酸マンガンを含む)、20 Lタンク
試薬 アルカリ J7021 1.2 N 水酸化ナトリウム溶液、20 Lタンク
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■ 保守部品 6ヶ月サービスキット
メーカー派遣要請なしで簡単に自営保守ができる部品キットをご用意しております。急なトラブルも安心です。
B7000i用 B3500用
■ オプション
標準仕様 TIC + TOC
*COD または BOD表示(相関値入力による)
オプション仕様① TCモード
湿式二段階酸化(特許取得済みヒドロキシラジカル + マンガン触媒) バキュームサンプラー ベンチュリ式サンプラー サンドトラップフィルター サンプルポット
NDIR
2(B3500eのみ1)、+オフライン流路付 B7000 / B7000i用 B7000 / B7000i用 B7000 / B7000i用
0~5 ppm(±0.01 ppm) 0~25 ppm(±0.03 ppm) 0~250 ppm(±0.45 ppm) モデル:19-PCS-009 モデル:19-BAS-001 モデル:19-BAS-014 モデル:J3605
ー 0~100 ppm(±0.5 ppm) 0~1000 ppm(±2 ppm) ・6 mまでの揚程 ・石油精製や飲料排水対応 ・砂や重い粒子径に対応
・40 m以上の距離
ー
取付用架台
80 ppb LOQ(定量下限) 0.06 ppm LOD(検出限界、レンジ1のとき) 0.9 ppm LOD(検出限界、レンジ1のとき)
自動 または 手動選択 B7000i用
5 分 ~ *濃度などによる 5.5 分 ~ *濃度などによる 7.5 分 ~ *濃度などによる モデル:J3606
12 mL 12 mL / 1測定 3.0 mL / 1測定
サンプル容器(オプション)まで供給 *TOC計4m範囲
+2 ~ 60 ℃
100 μmまでの柔らかい粒子 サンプルチャンバー フィルターパック コンプレッサー 取付用架台
オイルフリー圧縮空気(要除塵、要除湿、接続部3/8インチ)、 B 3 5 0 0 用 B7000i / B3500用 B3500用
露点温度-20 ℃、空気圧力 1.5 bar/G、最少流量 8.4 m³/h、平均消費量 5.4 m³/h
ゼロチェック機能 ゼロチェック機能 ゼロチェック機能 モデル:19-BAS-031 モデル:10-SMC-001 モデル:19-COM-160 モデル:J3608
グラブサンプル機能 グラブサンプル機能 グラブサンプル機能 ・計装エアー油、湿分、
自動洗浄機能(測定後酸廃液に 塵埃除去用
よるサンプルライン逆洗浄方法)
その他 ・遠隔コントロール機能(発停、流路切替など) ・入出力端子増設(4-20mA、デジタル)
・流路増設 ・VOC測定
03-6205-5510(営業)
03-6205-5810(サービス)
03-6205-5980(FAX) https://hach.jp/
12 ※改良のために予告なく記載の仕様を変更することがあります。 202410