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液相合成、重合反応プロセスの溶存酸素モニタリングに最適
◆ほとんどの種類の有機溶媒で連続測定可能
◆本質安全防爆仕様(ATEX・IEC)もラインナップ
◆測定実績のあるサンプル一例
アクリル酸・塩ビモノマー・THF・メタノール・アセチレン・キシレン・ナフサ・エチレングリコール・アミン・航空機燃料・ブタジエン・モノマー・イソプロピルアルコール・酢酸エチル・不凍液・有機EL・インキ・インク・食用油・プロピレン・レジスト液・エチレングリコール・スチレン・ヘキサン
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このカタログについて
ドキュメント名 | 有機溶媒用 溶存酸素計(DO計)<ハックジャパン> |
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ドキュメント種別 | 製品カタログ |
ファイルサイズ | 1Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社ハックジャパン (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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溶存酸素計(DO計) 有機溶媒対応可能
液相合成、重合反応プロセスの溶存酸素モニタリングに最適!
ほとんどの種類の有機溶媒で連続測定可能
本質安全防爆仕様(IECEx・ATEX)もラインナップ
≪測定実績のあるサンプルの一例 ≫
アクリル酸 アセチレン ヘキサン 塩ビモノマー
メタノール キシレン ナフサ 有機EL
イソプロピルアルコール スチレン ブタジエン レジスト液
エチレングリコール プロピレン アミン インキ・インク
THF(テトラヒドロフラン) 航空機燃料 不凍液 食用油
※ほとんどの有機溶媒が測定対象です。(かなりの強酸、強アルカリ、高粘度ではない)
■ 測定原理 ≪ポーラログラフィック方式 ≫
酸素センサーの構造 サンプル中に溶存しているすべてのガスが、それぞれの分圧で
半透膜内に浸透してきます。電極に透過してきた酸素が到達す
陽極:銀 ると電解液内で化学反応が起こり電流が発生します。この電流
と透過してきた酸素の量は比例するので、発生した電流を測定
する事で酸素分圧として定量します。
陰極:金 φ27mm 【半透膜】
PFA、PTFEなど
【オーリング】
ガード電極:銀 カルレッツ、バイトンなど
【センサーハウジング】
SUS316、ハステロイなど
電解液 KOH + KCl + H₂O
ハック・ウルトラの溶存酸素計は、サンプル中の酸素分圧を実測しています。
重量比(mg/L、ppm)の単位を使用する場合は、水の酸素溶解度をファクターとして
演算表示しています。
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有機溶媒用 溶存酸素計(DO計)
■ インラインDO測定 システムイメージ
合成前の脱酸素プロセスに酸素センサーを導入すると、数値による適正な管理が可能になります。
反応させる容器に直接センサーを入れるような測定にも対応可能です。
サンプルライン
センサーソケット 本質安全 コントローラー
防爆仕様 3660EX
(SUS 製)
⇒ 溶接 酸素センサー 壁掛けタイプ
アナログ出力
【電流/電圧】
コンセント接続
(AC100V)
防爆仕様センサーケーブル
(MAX:1000m)
酸素センサー接液部 :SUS316、ハステロイ、モネルなど
酸素センサーの半透膜 :PFA、PTFE、Tefzel など
O- リング、ワッシャー :カルレッツ、バイトンなど
■ 防爆認証について 3660Ex : LCIE 03 ATEX 6354 X ‐ II (1)/1 G Ex [ia]ia IIC T6
3662Ex : LCIE 03 ATEX 6004 X ‐ II 1 G Ex ia IIC T6
・ 酸素センサー:防爆エリア/コントローラー:非防爆エリア ⇒ 3660EX
・ 酸素センサー&コントローラー:両方とも防爆エリア内に設置 ⇒ 3662EX
3660EXおよび3662EXはフランスの認証機関CENELECにおいて、ヨーロッパ規格ATEXの上記の規格番号
を取得しており、本質安全防爆システムとして承認されています。
同製品は2010年に国際規格IECExにも承認されました。分類の詳細は以下の通りです。
分 類 説 明
Ex 以下の基準を満たした本質安全防爆システム
ia システム内で2つのエラーが重なっても、防爆性ガス雰囲気中でスパークや
発熱で点火しないことが、公的機関において認証された構造
IIC 水素を含んだ最も発火性の高いガスに対応
T6 温度の分類:最高表面温度85℃
II (1)/1G コントローラーを非防爆エリアに設置して運用するシステム
II 1G コントローラーを防爆エリアに設置して運用するシステム
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■ オンライン測定 ■ スポット測定
サンプルライン サンプルライン
SUS管、ナイロンチューブ
(6mm・1/4inch)
フローチャンバー
(流量:50mL/分)
使用する半透膜
により異なる
配管や反応 からサンプルを抜き出して、 複数箇所の溶存酸素チェックに最適。
通水状態にして溶存酸素を測定します。 測定現場で接続→測定。
測定後、次の測定ポイントヘ移動して接続→測定。
■ ラボ測定
脱酸素サンプルのサンプリング測定の参考例
窒素ガス
センサーケーブル
・トレンドグラフ表示
・データロガ機能
・USB接続ポート
・アナログ出力(電流)
測定サンプル
スターラー
脱気(脱酸素)をかけたサンプルの測定の時は、周囲空気中の酸素の溶け込みを防ぐ必要があります。
図の例のように窒素ガスを供給し、容器内を少しだけ陽圧にしたり、グローブボックスやチャンバー内の
酸素をコントロールして測定してください。
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有機溶媒用 溶存酸素計(DO計)
■ スペックシート
測定範囲、精度などは装着する半透膜に依存します。
有機溶媒中のDO測定には、一般的に分圧の単位(KPa/Paなど)が使われます。
フローチャンバー使用時の
モデル 厚み 材質 応答速度 液相下限 液相上限 気相下限 気相上限 最低流量 必要線流速 温度補正範囲
2956A 25μm PFA 7.2秒 0.1ppb 20ppm 2.5ppm 50% 180mL/min 200cm/sec ー5~+60℃
2958A 12.5μm Tefzel 9.5秒 1ppb 40ppm 20ppm 100% 120mL/min 100cm/sec ー5~+60℃
2952A 25μm Tefzel 38秒 2ppb 80ppm 50ppm 200% 50mL/min 30cm/sec ー5~+60℃
29552A 50μm PTFE 90秒 2ppb 80ppm 50ppm 200% 50mL/min 30cm/sec ー5~+60℃
29521A 125μm Tefzel 360秒 10ppb 400ppm 200ppm 1000% 25mL/min 60cm/sec ー5~+60℃
2935A 25μm Halar 137秒 10ppb 400ppm 200ppm 1000% 25mL/min 20cm/sec ー5~+60℃
2995A 12.5μm Tedlar 80秒 50ppb 2000ppm 1000ppm 5000% 5mL/min 5cm/sec ー5~+60℃
※精度: 表に記載の精度または表示値の±1%のどちらか大きい方 ※耐熱:100℃
≪コントローラーと酸素センサーのモデル≫
コントローラー 設置式 ポータブル式
防爆 3660EX 3650EX
3662EX
非防爆 510 3650
3660EX 510 3650EX
3662EX 3650
酸素センサー オーリング
防爆 モデル:31130E ≪接液部材質≫ ・EPDM
(SUS316/10MPa) ・SUS316 ・ハステロイ・モネル ・バイトン
非防爆 モデル:31130 ≪耐圧≫ ・カルレッツ
(SUS316/10MPa) ・10MPa ・20MPa
31130E
31130
03-6205-5510(営業)
03-6205-5810(サービス)
03-6205-5980(FAX) https://hach.jp/
※改良のために予告なく記載の仕様を変更することがあります。 202410