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工具管理ソフトウェアWinToolの欧米における導入事例を紹介
WinTool(ウィンツール)は、機械加工業務プロセスにおける生産性を向上するソフトウェアとして、世界中の多くのお客様に使用されています。代表的な事例を本書にて紹介します。
● Seco Tools セコツールズ社:工具製造
● Agathon アガトン社:工作機械製造
● Atlas Copco アトラスコプコ社:設備機器製造
● Geberit ギーベリッツ社:設備機器製造(金型工場)
● SYKATEC サイカテック社:機械部品製造
● Schade Maschinenbau 社:機械部品製造
● Modern Industries モダンインダストリーズ社:航空機部品製造
このカタログについて
ドキュメント名 | 工具管理システム WinTool 導入事例集 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 2.9Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | 株式会社TKホールディングス (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
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このカタログの内容
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スライド番号 1
WinTool 機械加工業務プロセス指向工具管理システム 事例紹介
WinTool(ウィンツール)導入事例集
WinTool(ウィンツール)は、機械加工業務プロセスにおける生産性を向上するソフトウェアとして、
世界中の多くのお客様に使用されています。代表的な事例を本書にて紹介します。
工具メーカー:Seco Tools セコツールズ社
工作機械メーカー:Agathon アガトン社
設備機器メーカー:Atlas Copco アトラスコプコ社
設備機器メーカー(金型工場):Geberit ギーベリッツ社
機械部品メーカー:SYKATEC サイカテック社
機械部品メーカー:Schade Maschinenbau 社
航空機部品メーカー:Modern Industries モダンインダストリーズ社
航空宇宙 自動車 医療
オイル&ガス フローショップ型 ジョブショップ型
WinTool(ウィンツール)は世界中の多くの機械加工業務領域で使用されています。
機械製造 自動車製造 工作機械製造
工具製造 航空機製造 エネルギー
精密加工製造 船舶製造 プラントエンジニアリング
大型部品製造 医療機器製造 等
WinTool Japan
ウィンツール ジャパン
www.wintool.com 06-7662-8859 info@wintooljapan.com
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スライド番号 2
WinTool 機械加工業務プロセス指向工具管理システム 事例紹介
セコ・ツールズ社 - 工具製造
セコ・ツールズ(イタリア)社は、加工現場に適した業務管理ソフトウェアを導入することで、自社のCNC機械加工業務プロセスを
リエンジニアリングしました。WinToolを活用することで、機械加工業務に要する時間およびコストの減少に成功しました!
上図:主にタービンブレードを製造するのに使用されているセコ・ツールズ社工具
セコ・ツールズ社はスウェーデンに本社を置く国際的な会社で セントラルデータベースの利点
す。今回事例紹介するセコ‐イタリア社は、ハイエンドの工具 WinToolによって、生産技術領域で用いるソフトウェア(NX、
製造イノベーションに秀でています。コンピテンスセンターを保 ベリカット、文書化ソフトウェア)の使用を上手く制御できるよう
有し、顧客向けにコンサルティングを提供し、顧客の生産性 になりました。従来はシステム間のテーブルが同期されておら
向上、コスト削減、ワークフロー最適化に貢献しています。 ず、情報齟齬が生じていましたが、解決できました。また、従
来は工具段取りシートを手書きで作成したり、NX上で必要
契機 な工具をデータベースにリンクすること無く別途作成したり、工
セコ‐イタリア社の課題は、増加する複雑さを管理し、製造コ 具名が統一されておらず確認作業が別途発生したり、多くの
ストをコントロールし、製造プロセス時間を短縮させることでし ムダが生じていました。このような問題が解決されました。
た。最高レベルの製造品質を維持し、新製品を早期に投入
する仕組みを維持していくために、自社で製造する工具およ 付随メリット
びその製造プロセスを改善し、標準化することがタスクとして挙 さらに、WinTool導入により、工具アセンブリ定義プロセスに
げられました。 大きな改善をもたらしました。正確性、スピード、フレキシビリ
ティ等の側面におけるエラー率が劇的に減少し、CNCマシン
WinTool 導入プロジェクト 上の衝突コントロールにおける手間も劇的に減少しました。
第1段階として、新規に工具ライブラリを構築しました。すべて プロジェクトの次のステップ
の工具構成部品とアセンブリ工具をシステムに登録することが WinToolプロセス管理モジュールを導入することです。このモ
必要でした。ボリュームのあるタスクでしたが、短時間で終了さ ジュールを導入することにより、アセンブリ工具現物がどこで使
せ、加工現場における技術要件や質問への対応も短時間 用されているか管理を最大化し、工具室内における工具構
で終えることが出来ました。 成部品供給の正しい計画に貢献することを期待しています。
第2段階として、WinToolを加工現場に投入し、WinTool
から生成される工具リストや工具段取りシートを現場スタッフ プロジェクト成功要因
が使用するようにしました。生産技術部門および加工現場部 導入プロジェクト期間中に追加要件があったにもかかわらず、
門のすべてのユーザーが自身のワークステーションから、これら すべてのプロジェクト目的を達成し、スケジュールどおりにプロ
の情報にアクセスできるようになりました。 ジェクトを終えました。成功要因となったのは、チームワークで
第3段階として、工具構成部品やアセンブリ工具の現物を工 す。日々WinToolソフトウェアを使用するCAMエンジニアと加
具室やマシン間で移動する管理を再体系化しました。 工現場作業者の協働推進に成功しました。
※本書内容は、WinTool AG社発行の顧客レポートの抄本です。
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スライド番号 3
WinTool 機械加工業務プロセス指向工具管理システム 事例紹介
アガトン社 - 工作機械製造
工具をコントロールし効率的に加工。スイスに拠点を置く工作機械メーカーのアガトン社では、最大のワークセンター2台の工具
マガジンが、各々330個の工具キャパシティを保有しています。アガトン社は、WinTool工具管理ソフトウェアを使用して、工具
の所在を見える化し、正確な工具のセットアップ、工具マガジンへの工具の取付けを確実なものにしています。
WinToolから正確な工具情報と工具
セットアップの推奨を得ることで、意思決
定と業務プロセスのスピードが早まりました。
WinToolはツールプリセッタを管理している 各々のアセンブリ工具現物に
マグリ氏は、スイスにあるアガトン社の加工現場で、一部が空 PCにもインストールされ、作業者は容易に バルーフ社のチップを備え付け、WinToolソフトウェアとツールプリセッタソフト WinToolの情報やツールプリ
になっている330個の工具ポットをもつ長いチェーンを見つめて ウェアを切り替え、データ転送しています。 セッタで測定された工具補正
いました。彼はこう表現します。「WinTool工具管理システム 値を格納しています。
で1作業者が処理できるキャパシティは本当に素晴らしいです。 WinToolで工具データベースを構築後、マグリ氏はデータ
プール内の8つのパレットで各々2つのプログラムを実行すると、 ベースに追加の変更を必要としていません。活用しているのが、
16のプログラムが同時に処理されます。2つのパレットにクラン WinToolレポートデザイナーです。本機能で、1つの画面に
ピングイケールを取り付けると、20プログラムになります。ベスト ジョブ特有のデータを選択表示することができます。タスクに
な場合、様々なプログラムやツールを使用して一晩中ジョブを よっては異なる情報が必要になるので、ソフトウェアの標準
実行できます。WinToolは、加工中に工具寿命が尽きない データレイアウトは必ずしも最適とは限りません。WinToolは、
ように、工具負荷を把握するための情報を提供してくれます。 フォルダタブで使用方法ごとに工具データレポートを整理しま
同時に、工具マガジンの中に余計な工具や忘れられた工具 す。レポートを上手く活用することで、最初のページで必要な
がある気づきを与えてくれます。」 データをすべて取得できるため、閲覧が少なくて済みます。ま
以前使用していたシステムと比較して、今日のデータ入力作 た、レポートのフォーマットを調整することも可能です。
業は、大変簡単です。現在、グラフィクス・情報・リンクを含め Agathon社は、WinTool導入プロジェクトを成功させ、望ん
て、電子カタログから工具データをコピーすることが可能になり でいた機械加工業務ワークフローを構築することができました。
ました。WinToolには、さらに多くの便利な機能があります。 業務プロセスの標準化とスピードの向上により、確実に生産
そのため、社内専用の工具データベースを短時間で構築する 性が向上しました。
ことができるようになりました。
Agathon社は、CAM部門・マネージャ室・加工計画エリア・ 工具管理ソフトウェアの導入を検討している製造業へのマグリ
工具セットアップエリア・加工現場のすべてのPCにWinToolを 氏のアドバイスは次のとおりです。「まず、工具管理システムで
導入することで、どこにいても工具情報にアクセスできるように 何を達成すべきか、目的を明確にする必要があります。すで
なりました。新しい工具データは、少数の権限があるユーザー にSAPで行っている工具の在庫管理を本当にする必要があ
によってのみ記録されます。パワーユーザーはNCプログラマー りますか?工具保管のレイアウトや工具トラッキングを改善す
および工具段取り担当者です。 る必要がありますか?工具購入依頼をまとめて処理するため
のより良い方法が必要ですか?機械加工業務ワークフロー
特に、マグリ氏は他のすべてのシステムとインタフェースをとるこ 全体を管理したいですか?私の知る限りでは、WinToolは
とができるWinToolの精度と互換性を高く評価しています。 間違いなくCNCデータ管理において最も広範なソリューション
その中にはMastercamとのインタフェースも含まれます。 です。しかし、最大限の可能性が常に理想的なソリューション
Mastercamはアセンブリ工具のDXFグラフィクスを作成でき となるわけではありません。最初のステップである❝工具管理シ
ますが、Agathon社の作業者は、より多くを得られる ステムの導入目的❞を明確にしてください。」
WinToolからの工具データ・情報を使用することを好みます。 ※本書内容は、WinTool AG社発行の顧客レポートの抄本です。
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スライド番号 4
WinTool 機械加工業務プロセス指向工具管理システム 事例紹介
アトラスコプコ社 - 設備機器製造
業界リーダーであり続けるために、工場はスウェーデン品質でグローバル競争力を生むコストに抑えて製品を製造しなければなり
ません。「セントラル工具データベース」が、プロセス・エクセレンスを追求するアトラスコプコ社のマイルストーンです。
SB 450 Scaler ‐ アトラスコプコ社油圧解体設備
・全長:820 mm
・直径:95 mm
・重量:42 kg
❝ WinToolを導入したことにより、従来より作業がスムーズに出来るようになり、かつミスを減らすことに成功しました。オペレータ
は作業に必要なすべての工具情報を網羅しているセットアップシートを見ることによって、許容時間内で工具を探し、それらを正
確にプリセットできるようになりました。その結果、我々は以前よりもタイトに作業スケジュールを組めています。❞
アトラスコプコ社は、圧縮空気装置およびガス設備、ジェネ そして、加工現場とCAMソフトウェアで同じ工具データを使用
レータ、建設機械および採掘設備、産業用ツール、組立シス する賢明・スマートなシステムが必要だなと感じていました。
テムの領域で世界のリーディングカンパニーです。スウェーデン
のカルマル市に拠点があるアトラスコプコ・コンストラクションツー WinToolとの出会い
ル社は、油圧解体設備を製造しています。 スウェーデンのWinToolサプライヤーとコンタクトをとり、プレゼ
ンテーションをリクエストしました。説明を受けたところ、システム
WinToolを導入する前の状況 操作が簡単で、すぐに使用開始できる印象を受けました。
エンジニアリングマネージャであるハグランド氏が率いるチームは、
各々異なるシステムで合計9つの異なる工具データベースが 決め手となったWinToolの機能
社内に存在することに気づきました。そして、このことが膨大な WinToolとEsprit(アトラスコプコ社が使用しているCAM)間
間接費の原因になり、カイゼンを阻んでいると分析しました。 で工具データを転送するインタフェース機能です。また、類似
例えば、使用している4台の DMG MORI 立型マシン間で 製品とも比較検討し、WinToolが優れ、工具情報および業
容易にジョブを交換するために必要な工具の標準化を実現 務プロセスの見える化を実現し、理解しやすいシステムだと判
できていませんでした。 断しました。さらに、製造に関わる他部門の人員でも、特別
ハグランド氏に、WinToolに対する考えを聞きました。 な知識が必要無く使用できるシステムだと判断しました。
(以下、インタビュー内容)
経営層を説得させた方法
アトラスコプコ社が直面していたツーリング問題 WinToolを導入することによる投資回収期間を算出、経営
我々は、数字だけでグラフィクスが無い、古いシステムを使用 陣に提出しました。1.3年。
していました。そのため、オペレータがどのように工具を組付け そして、予定通りに導入プロジェクトを終え、運用を開始して
るか理解することが難しい状態でした。また、数千の工具構 からの結果も同様の数値と分析しています。
成部品に関する共通のデータベースがありませんでした。
※本書内容は、WinTool AG社発行の顧客レポートの抄本です。
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スライド番号 5
WinTool 機械加工業務プロセス指向工具管理システム 事例紹介
ギーベリッツ社 - 設備機器製造(金型工場)
金型を製造するタスクは、新製品に迅速に順応し、誤りなく積極的に改善を推進しなければなりません。
重要な成功のカギは、機械加工業務におけるデータベースの統合です。
スイスに本社を構えるギーベリッツ社は、水道機器を中心とす 統一しています。例えば、工具購買要求データの転送におけ
るサニタリーシステムおよび関連製品を広範囲にわたって提供 るSAPが該当します。また、CAMともインタフェースしています。
しています。ギーベリッツグループには世界中で6000人の従 NCプログラマーは製造において利用可能な工具を把握し、
業員、41ヶ国を超えるディストリビュータが属しています。140 それらがどのようにクランプされるかを把握しなければなりません。
年かけて、ギーベリッツは常に高品質および永続的なイノベー WinTool工具ライブラリの形状値および切削条件がCATIA
ションを表現してきました。射出成型部品模型がスイスおよび に転送、使用されます。そして、NCプログラムで必要な工具リ
ドイツの工場双方で製造されています。 ストが自動的に保存され、工具リスト情報がCATIAから
弱みの発見 WinToolへ展開されます。ダニエル氏は説明します。「インタ
革新的な製品を製造するために、工具室は短い期日に応え フェースを介して、情報がツールプリセッタやマシンへ流れます。
ると共に高品質を達成しなければなりません。リードタイムを そのため、CAMプログラマーが計画した通りにマシンオペレータ
短縮するために、すべてのプロセスが見直され、各々の作業ス が工具を取付けできることを支援します。WinToolで記録情
テップを繋ぐシンプルなソリューションが探し求められました。特 報、文書、ツーリング情報を検索することで、大幅に時間を
に、Excelスプレッドシートやローカルに保存された多くのファイ 節約できます。我々は常に正確な情報を得ています。」
ルを1つのセントラルデータベースに統合する必要がありました。 工具取付けリスト
同時に、各々のタスクに必要なすべての工具を考慮しつつ、 工具プリセットデータが印刷され、加工順序のスケジューリング
工具の数を最小限までに減らすことに貢献できるソリューショ が検討されます。この段階で、すでにマシンに取付けられてい
ンが検討されました。 る工具もしくは工具室にある工具が自動的に考慮され、次の
機械加工に関するデータの集中管理 加工に必要なアセンブリ工具現物を決定することになります。
構造化された管理システムとしてWinToolが選択されました。 導入プロジェクトを経て
金型製造部門のヘッドであるダニエル氏は説明します。「理 「はじめに、工具情報をシステムに入力しなければなりません。
論的になるよりも、まず、すべてのものがより明確に閲覧できる しかし、サンプルデータを活用したり、コピー機能を活用するこ
ようになりました。そして、全員が自身の図面にアクセスできる とで、クイックスタートすることができます。」
ようになりました。WinToolを活用することで、標準化とシンプ WinToolの導入を決定するにあたり、重要な側面がありまし
ル化を同時に達成できました。」 た。ソフトウェアメーカーは、巨大なコングロマリット会社では無
プロセスルーチンの統合化 いほうが良いということです。ダニエル氏は、これを明確な利点
ギーベリッツ社における金型製造において、WinToolはプロセ と捉えています。なぜなら、「小回りが利く会社のほうが、顧客
スワークフローの中心です。SQLデータベースでインタフェースを 要件や要望をより真剣に考慮してくれる」からです。
※本書内容は、WinTool AG社発行の顧客レポートの抄本です。
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スライド番号 6
WinTool 機械加工業務プロセス指向工具管理システム 事例紹介
SYKATEC社 - 機械部品製造
デジタル工具管理への道のり:効率的な製造管理メソッドにより、SYKATEC社は業務・作業のスピードをより早めてコストを
削減することに成功しました。重要な成功要素は、工具情報を正確に管理することです。
SYKATEC社は、鉄道駆動系部品製造に特化したサプライヤです。
機械部品および電気推進技術用ケーブルのサプライヤとして、 これにより、洗練された工具に関するインストラクション情報や
ドイツに拠点をおくSYKATEC社はケーシング・導体レール・ カスタム帳票で生成する工具リスト等、NCオペレーションの文
ヒートシンク・ワイヤーハーネス等の鉄道駆動系部品を専門に 書標準化を高めれました。ロセマイヤー氏は、導入における
扱う会社です。SYKATEC社の部品は精密部品で、製造後、 重要な側面を強調します。「WinToolの利点の1つは、事
高性能の物流で配送されます。製造プロセスのステップは、 前に存在したデータとNCプログラムデータを容易にインポート
短期間で顧客と共に立ち上げられ、現代的なCNCマシンが できることです。データ転送後、スタッフはシームレスに作業を
使用されます。470名を超える経験豊富な人員が、鉄道顧 続けることが出来ました。」
客が安全に目的地に着くことを支えています。
手順の最適化
よりシンプル・より効率的に 機械加工エンジニアはNCプログラム作成の間、効率最適化
SYKATEC社が工具供給を改善するソリューションを検討し を強調します。「我々のアイデアはWinTool帳票に反映させ
ていた際、新しい疑問が提起されました。どのように、時間と ました。現在、すべての工具データのフィールドが瞬時に関連
柔軟性を損なうことなく、工具シミュレーションと工具セットアッ 付けられます。WinToolのおかげで、標準工具を効率的に
プ間のプロセスも改善できるのか?IT部門のヘッドであるロセ 使用し、情報すべてが単一のデータベースで関連付いている
マイヤー氏はこのように述べています。「加工現場の工具デー ため、データエラーは自動的に削減されました。また、工具ライ
タとCAMシステムを繋げることで、プロセスをより効率的に管 ブラリの仕様に基づいて工具がアセンブリされるため、工具組
理できるようになりました。我々の3DCAMシステムを統合し 付けに要する時間を短縮し、人的エラーを減少できました。」
効果的に新しいシミュレーション機能を使用していくという決 プロジェクト成果
定により、WinToolを購入するステップに移りました。 WinToolを導入して2年経過した今、ロセマイヤー氏は満足
WinToolは、工具の3Dデータを処理する市場で最も先進 しています。「我々の工具管理はシンプルで可視化されていま
的なソリューションでした。WinToolのオペレーションがシンプ す。よって、管理コストと工具コストが減少しました。一方、す
ルで効率的ということもあり、我々にとって大変有益です。」 べての文書とNCプログラムが明確に最新バージョンで保存さ
シームレスなデータ転送 れています。簡単に必要な情報を検索できるためWinToolはスタッフに高く評価されています。最後に、最もシンプルであ
ロセマイヤー氏はWinToolのCNC工具ライブラリとCNCファイ ること、これがベストソリューションの所以です。」
ル管理を導入しCAMシステムとインタフェースを実現しました。
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スライド番号 7
WinTool 機械加工業務プロセス指向工具管理システム 事例紹介
Schade Maschinenbau 社 - 機械部品製造
Schade Maschinenbau 社は、ドイツを拠点に、ジョブショップ生産方式で大型機械部品を製造しています。生産資源/治
工具の正確な生産準備プロセスが、製造スケジュール順守・段取り時間最小化実現の重要なポイントであることを示します。
・ 事業:大型機械部品、鉄鋼、組立、特殊目的機械
・ ユニオンボーリングミル(最大40トン)
・ バトラーユニバーサルミル X:8200mm Y:2000mm Z:1030mm
・ 立型ボーリング&ミーリング(最大2500mm)
Schade Maschinenbau 社は、風力・大型プレス・採鉱・ ため、加工現場で使用するすべての品目を扱う工具ライブラ
造船・特殊機械・航空宇宙用の大型ターニングマシン・ミーリ リを構築しました。その結果、すべての作業者が数回のマウス
ングマシンの部品を製造しています。4000種類を超える工 クリックで工具アセンブリを定義し、セットアップ組合せのすべて
具を使用して、10数台の大型精密CNCマシンで鋼鉄を切 の可能性を評価できるようになりました。寸法付工具グラフィ
断しています。工具の多くは、鋼鉄、アルミニウム、合金に合 クスや工具構成部品を含むアセンブリ工具の仕様を
わせて特殊設計。重量のあるパーツをマシンにセットアップする WinToolで時間を要さず作成・印字できるようになりました。
ことは容易ではなく、オペレーション上、工夫を凝らしています。 重要目標を早期に達成
マシン稼働率向上のために 今日、すべての工具情報が工具ライブラリに保存されており、
大型機械部品を扱う上で重要な成功要因は、(1)スムーズ すべての作業者が最新データにオンラインでアクセスできます。
なジョブ準備、(2)短い段取り時間、(3)良いNCプログラムで 各自のワークステーションから離れることなく、工具の利用可
す。一旦パーツをマシンに装着すると、たとえ小さな問題が起 否や所在を把握できます。予期しない切削問題がマシン上
こったとしても製造遅延・スケジュール遅延が生じます。 で生じた際には、素早く代替工具もしくは切削条件を検索し、
プログラミングからマシニングまで、4000種類を超える工具を 従来と比べて格段に速く問題を解決できるようになりました。
ツーリングする要件は大変複雑です。さらに、すべての工具が 正確な工具供給
タイムリーに準備され利用できなければなりません。Schade 工具を途切れず利用できるようにするために、パチェンコ氏は
社のプロジェクトマネージャーであるパチェンコ氏は、加工現場 WinTool工具在庫管理モジュールを合わせて導入しました。
におけるツーリングをより良く体系化する方法を検討していたと 現在、加工現場で工具在庫取引を追跡し、工具需要を管
ころ、元同僚からWinToolの推奨を得ました。そして、ユー 理し、工具購買要求を起こせるようになりました。バーコード
ザー訪問したオリンパスウィンター社から、WinToolソリューショ リーダーインタフェースを導入し、工具構成部品別・コストセン
ンを活用して、プログラミングからセットアップ・マシニングまで、 ター別に取引タイプを特定し、自動的に不正確な在庫レベル
機械加工業務プロセス全体を改善した方法の説明を受けま を訂正しています。オペレータは特に教育が必要無く、自身で
した。また、プロジェクト導入におけるベストプラクティスと工具 在庫取引記帳を行い、留まることなく工具を供給しています。
データを正確に管理することの重要性を学びました。その後、 今日、Schade 社では、ツーリングの見える化・効率化がす
Schade 社は、WinToolの導入を決定しました。 でに浸透しています。製造スケジュールから問題が発生するこ
WinToolによる実現 となく、パーツの納期期日を絶えず守る仕組みが出来上がっ
パチェンコ氏の最初の目標は、ジョブに最適な工具を素早く ています。
特定し、保管場所を検索できるようにすることでした。その ※本書内容は、WinTool AG社発行の顧客レポートの抄本です。
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スライド番号 8
WinTool 機械加工業務プロセス指向工具管理システム 事例紹介
モダンインダストリーズ社 - 航空機部品製造
機械加工ラインの複雑さや5軸マシンの使用により、機械加工業務において処理するデータ量が増加しています。モダンインダス
トリーズ社は、この問題に直面し、WinToolを導入することで管理の精度を改善し問題を解決しました。
モダンインダストリーズ社は1969年に航空宇宙業種向けサプラ
イヤとして創業しました。今日、70を超えるマシンを保有し、設
計エンジニアが顧客と共に製品改善に日々取組んでいます。
モダンインダストリーズ社は、安定的に成長し米国アリゾナ州 2点目は、工具リスト管理です。我々のマシンオペレーションに
フェニックスにおいて最大の機械加工・支援サービス会社にな とって大変重要です。3点目は、ベリカット等の他ソフトウェアと
りました。設立以来、ボーイング・レイセオン・ハミルトンサンドス も連携できることです。」
トランド等の会社との長期に渡る関係の結果、航空宇宙業
種向け部品製造は重要なビジネス基盤になりました。今日、 導入プロジェクト
半導体製造設備メーカーの主要サプライヤでもあります。 「WinToolチームによる教育、ソフトウェアのインストール、テスト検証を終え、正常に稼働を迎え、運用しています。今日ま
モダンインダストリーズ社の技術力があり高いモチベーションで で多くの目標を達成しましたが、まだ道半ばです。WinTool
仕事に挑む作業者は、優れた品質かつ競争力のあるコスト で多くのことを実現できるので、優先順位を定めなければなり
で精密部品を切削します。これらの利点を生む礎は、顧客に ません。」
フォーカスしていること、模範的な製造プロセス体系を構築し 生産準備における改善
ていることです。 「WinToolを活用し、CAMソフトウェアでより正確な検証を
機械加工における複雑さの増大 実施できるようになりました。リアルな工具アセンブリ情報を使
モダンインダストリーズ社は、FMS(フレキシブル生産システム) 用することで、加工現場に送る前にNCコードを立証できます。
ラインおよび数台のスタンドアロンのマシンで生じている問題に 詳細な工具アセンブリ情報によって、より正確な切削速度・
目が留まりました。工具データ量が増え、CAMソフトウェア・ 送り速度を保存できます。WinToolによって、マシンオペレー
Excelシート・FMS管理ソフトウェア等、数種類のシステムで タがNCプログラムと工具リストを管理するのが容易になりまし
工具情報が分散している状態でした。そこで、生産技術チー た。また、すべての工具に関わる情報を1箇所にアクセスする
ムは、製造精度と業務ワークフローを同時に効率的に改善す だけで入手できるので、時間を節約できるようになりました。」
るシステムについて議論しました。その結果、たどり着いたソ 段取り作業における改善
リューションは、単一ソースデータベースによる体系化でした。 「WinToolシステムから出力される帳票により、工具アセンブ
そして、エンジニアリングディレクターのエド氏およびそのチーム リに関する詳細な情報を把握できます。そのため、スムーズに
はWinToolソリューションへの投資決定をしました。WinTool 工具をアセンブリできるようになりました。また、我々はすべての
を選択した理由についてエド氏に伺いました。 ツールプリセッタの持ち場でWinToolに容易にアクセスできる
「何点か好きなことがあります。まず、CAMソフトウェアとのイン よう、ネットワーク接続しています。このことは、標準工具ライブ
タフェースです。それにより、Mastercam画面上でWinTool ラリ作成の支援となります。複数の作業で同じアセンブリ工具
から直接工具情報を抽出することが出来るようになりました。 を使用できるようになり、その結果、在庫を減少できました。」
※本書内容は、WinTool AG社発行の顧客レポートの抄本です。
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