1/2ページ
ダウンロード(2.7Mb)
片手操作でパネル異常を逃さず可視化!FLIRのハンディタイプ サーモグラフィカメラでパネル不具合を見逃しません。
アドラーソーラーワークス株式会社は、“ ドイツで検証された本物のO&Mサービスを日本に、日本の再生エネルギーインフラを次世代に ” をミッションに掲げ、太陽光発電所の設計や設計評価、各種調査、太陽光発電所の O&M(運用保守)サービスなどを行っています。
同社では、お客様の発電所が安全かつ安定して発電するために、年次点検、トラブル時の緊急対応などの O&M サービスを実施しています。そこにフリアーシステムズのハンディタイプサーモグラフィカメラを導入。広大な敷地の中に並ぶ膨大な太陽光パネルの点検作業の効率化を実現しています。
◆詳細はカタログをダウンロードしご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
このカタログについて
ドキュメント名 | 【サーモグラフィカメラ活用事例】気候や場所を選ばず安全・確実な点検作業が可能「E4-Wi-Fi」 |
---|---|
ドキュメント種別 | 事例紹介 |
ファイルサイズ | 2.7Mb |
登録カテゴリ | |
取り扱い企業 | フリアーシステムズジャパン株式会社 (この企業の取り扱いカタログ一覧) |
この企業の関連カタログ
このカタログの内容
Page1
SOLAR INSPECTION - 最新技術で点検効率UP!
FLIR のサーモグラフィカメラで
パネル不具合を見逃さない!
アドラーソーラーワークス株式会社は、“ ドイツで検証された本物の
O&Mサービスを日本に、日本の再生エネルギーインフラを次世代
に ” をミッションに掲げ、太陽光発電所の設計や設計評価、各種調
査、太陽光発電所の O&M(運用保守)サービスなどを行っていま
す。同社では、お客様の発電所が安全かつ安定して発電するために、
年次点検、トラブル時の緊急対応などの O&Mサービスを実施して
います。そこにフリアーシステムズのハンディタイプサーモグラフィ
カメラを導入。広大な敷地の中に並ぶ膨大な太陽光パネルの点検作
業の効率化を実現しています。
片手操作でパネル異常を
逃さず可視化
特産品の落花生で有名な千葉県八街市。ここの高圧太陽光発電所に
不具合があるのではないかということで、アドラーソーラーワーク 点検を効率化する FLIR「E4」の特長
スの O&Mサービスを担当するエンジニアの深町緑氏が、現地調査
に駆けつけました。深町氏がパネル点検のために使用しているのは、
世界の赤外線市場をリードするフリアーシステムズのハンディタイ
プサーモグラフィカメラ「E4-Wi-Fi」です。
カメラには、4800(80× 60)ピクセルの赤外線解像度、スーパーファ
インコントラスト(MSX)機能を搭載。目視では判別できないパネ
ルの異常を熱で感知することができます。今回は、代表的な不具合
の 1つであるバイパスダイオード故障によってパネルが発熱し、出
力が3分の 1に低下していました。
操作はシンプルです。片手でグリップを握り、人差し指を撮影ボタ
ンに掛けます。そして、カメラをパネルに向け、軽くボタンを押せば、
熱が高い箇所ほど白く映ります。これで点検作業は完了です。各種
設定も親指だけでできます。
重さはバッテリーを含めてわずか 575グラムです。持ち手の形状も
握りやすく「1日中持って歩いても負担は軽い」と深町氏は言います。 パネルの異常が一目瞭然
片手で持ち運べるため、他に工事関係の工具など重たい装備を持っ パネルの状態を赤外線カメラで捉え、目視点検では判別できない
ていても、点検作業に支障はありません。住宅用など屋根上の場合も、 異常を逃さず可視化します。画面の色によって異常箇所がひと目
安全に作業できます。さらに、Wi-Fi機能が付いているため、画像 でわかり、クラスタ故障やバイパスダイオードの機能など、原因
とデータを専用アプリにアップロードし、すぐに本社と共有できます。 調査につなげることができます。
撮影したカメラの画像が見にくければ、色調などの補正が可能です。
画像確認作業の際、パソコン上のインターフェイスも使いやすいも
のになっています。他社製品では、データの拡張子が JPEG以外の
特殊なもののケースもありますが、その場合、パソコンで確認する
時にサムネイルが表示されず、1枚 1枚データを開いて見なければ
ならないこともあります。フリアーのサーモグラフィカメラならそ
うした手間もかかりません。
Page2
気候や場所を選ばず安全・確実な
点検作業が可能に
それでは、どんな場面でこのカメラを使うのが有効なのでしょうか。
今回の不具合は、アドラーソーラーワークスが行う年次点検で判明
したものでした。パネル 1枚だけの不具合を見つけるには、ストリ
ング監視を行う必要があります。ストリングとはひとつながりになっ
たものやひもを指します。太陽光発電設備でいうストリングは、い
くつかの太陽電池を直列につないで 1単位としたものです。ストリ
ング単位で太陽電池を監視することで、どの太陽電池が故障してい
るかを知ることができます。
「しかし、一般的な 100kW~ 2MWの発電所では、ストリング監
視はそれほど導入されていないのが現状です」と深町氏は言います。
通常の遠隔監視システムでは、数千枚のパネルの中で 1枚だけ出力
が低下してもパワコンレベルの出力にはほぼ影響がないため、不具 “ 親指ひとつ ”の高い操作性
合を見つけることは至難の業です。 親指ひとつで操作できるシンプルなボタンナビゲーション。撮影条件や画面の設定を簡単に変更できます。フォーカスフリーレン
同社では年に 1回、現場で全パネルを点検するサービスを設けてい ズを採用し、575グラムの軽量・コンパクト設計だから、ハンディ
ます。IVカーブ特性測定など、他の点検項目とともに発電所の健全 を片手に持ったまま負担なく点検を実施できます。
性を確認します。他にも、接続箱の端子盤やケーブルの接触不良な
どで異常が出るケースもあります。そうした箇所も、サーモグラフィ
カメラがあれば、手で直接触れることなく熱を測れるため、感電の
恐れもありません。
気候や場所を選ばないのも大きなメリットです。調査当日は春の嵐
で、八街市名物の“やちぼこり”が起こっていました。最近ではドロー
ンによるサーモグラフィ点検も出てきましたが、一定以上の強風で
は使えません。また、高速道路や鉄塔など安全上問題がある場所で
は使えないケースもあります。ハンディタイプのサーモグラフィカ
メラなら、そうした心配は無用です。
点検の最大の意義は、メーカー保証を受けるための交渉材料に使え
る点です。これは発電所の収益性に直結します。通常、こうした不
具合があれば、メーカー保証(=パネル交換)の対象になりうるか
らです。ただし、不具合を証明するため、パネルの電流や電圧のチェッ
クを求められることがあります。サーモグラフィの画像があれば、
一目でわかる不具合の証拠を示せるため、交渉を進める糸口として 視認性に優れた鮮明な画像
有効なのです。発電を止めずに(=収益を下げずに)作業できる点も、 4,800ピクセルの赤外線解像度を有する 3インチの LCDカラー
サーモグラフィによる点検の利点です。 ディスプレイには、フリアー独自のスーパーファインコントラスト機能(MSX)を搭載。リアルタイムで補正され、文字もはっ
きりと映し出された鮮明な画像が表示されます。
フリアーシステムズジャパン株式会社
〒 141- 0021
東京都品川区上大崎 2-13-17
目黒東急ビル 5階
電話 : 03-6721-6648
FAX: 03-6721-7946
e-mail: info@flir.jp
www.flir.jp
掲載画像は、実際のカメラの解像度と
異なる場合があります。
画像は説明目的で使用されています。
作成日:2019年 05月
実際の撮影画像
パネルの下部に、帯のような熱異常がはっきりと示されています。
目視では確認することができない不具合です。