いまさら聞けない パレタイズロボットとは

パレタイズロボットとは パレタイズロボットとは、ロボットを用いて商品や部品などをパレットに効率的に積み上げる自動パレタイズ装置です。 倉庫や物流センターなどで多く導入されており、目的に応じて様々なハンド（商品や部品をつかむ機構）を搭載できます。 自動パレタイズ装置が活用されている業界 食品業界 自動車製造業 家電製造業 物流業 製薬業 化学工業 小売業 建材業 家具製造業 印刷業 導入による課題解決 労働力の節約 ひとが行っていた重労働を自動化することができるため、労働者はより高度なタスクに集中することが できるとともに、生産労働人口が減少している今、省人化に対応できます。 生産性の向上 一貫したパフォーマンスを提供し、ダウンタイムを減らすことができるため、全体的な生産性が向上します。 作業の精度 ロボットは人間よりも正確に作業を行うことができるので、エラーや再作業の必要性が減少します。 安全性の向上 危険な作業を行うことができ、労働者の安全性を向上させることができます。 フレキシビリティ プログラムを変更することで、さまざまなタスクを柔軟に対応することができます。 自動パレタイズ装置の種類 複数の関節を保有しており、人間の腕のような自由度の高い動きを再現できます。 垂直多関節ロボット そのため、複雑な動きが必要なパレタイズ作業にも対応可能です。 2 軸および 3 軸の直交に交わるスライド軸によって構成されます。高精度な位置決めができる点と、 直交ロボット 低コストで導入できる点から、組立・搬送・運搬・加工など幅広い用途で活用されています。 レイヤーパレタイザー 同じサイズや形状の荷物を複数の層に配置し、パレットに積み重ねる作業に用いられます。 ケースパレタイザー 様々なサイズや形状の製品を個別に取り扱い、パレットに積み重ねる能力を持ちます。 スカラロボット 一般的に直線的な移動に特化しており、特定の形状やサイズの製品のパレタイジングに適しています。 アームレスパレタイザー コンベアや転送機構を使用して物品を移動させる方法です。 ロボットSIerがヒアリングから設計、試運転まで、ワンストップでシームレスに適切なソリューションをご提案！

Streamlining Cargo Stacking Efficiency 自動パレタイズ装置　事例紹介 01 段ボールのパレタイズを目的とした装置で、コンベアにて搬送さ 02 板状の製品のパレタイズ /デパレタイズを目的とした装置で、 れてきた段ボールをパレットへ積み上げます。　複数種類の段 製品をストック位置へ搬送し、積み重ねて保管、ストック位置か ボールに対応しており、コードリーダーで識別しています。 らコンベアへ製品を戻す作業を行います。 2 種類のサイズの違うパレットを識別可能で、積み方に応じてパレットを使い分けます。 製品の厚みを変位センサにて計測し、計測結果に応じて掴み、離し位置を自動で調整するこ 種類ごとに違った積み方にも対応しており、「段ボールパレタイズの汎用タイプ」と言えま とができます。 また、製品を間違えて破壊しないよう、ハンドにはプランジャ機構が搭載さ す。 れています。 ロボットハンド・・・吸着パッド ロボットハンド・・・吸着パッド ハンドにコードリーダーと 重量を測る機器を取付けている 3 つ爪チャックハンド 吸着グリッパー コンベア コンベア チャック爪形状が異なる 交換用ハンド パレット ※ ※ 03 段ボールをパレタイズする装置で、コードリーダーで複数サイズ の段ボールを識別することが可能。　規定重量を確認した上でパ レタイズする機能を搭載しています。 04 鋳物の整列箱詰めを目的とした装置です。 サイズの違う製品に対応するため、ハンドの交換機構（ATC）を搭 載しており、自動でハンドチャンジを行います。 位置検出用カメラ チャックハンド（タイヤの内輪を把持） ストッカー 位置検出用カメラ コンベア パレット マグネットグリッパー（磁気で金属を把持） コンベア ※ ※ 05 重たい鉄板をパレタイズするための装置で、製品のサイズ、基準 タイヤをケースへパレタイズするための装置です。 位置からのズレをカメラにて検出し、サイズの違う製品でも常に 製品の基準位置からのズレをカメラにて検出し、自動で中心を保 中心を保持する機能を搭載しています。 06 持する機能を搭載しています。 ※お客様との機密情報保持の観点から、写真ではなくイラストでのご紹介となります。

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